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 #17 株式会社アークパワー 池辺 竜一さん

                     
▼プロフィール
池辺 竜一さん
1971年 12月29日 大分県にて生誕
1992年 バイク便起業
1999年 株式会社アークパワーの代表取締役に就任


 

  

いつでも知性を上回る情熱を持った人間であれ

 2006年10月23日。初めての社会人インタビューのインタビュアーを務めました。初の責任者で緊張をしていたのですが、どうやら無駄な心配だったようです。
アークパワーのオフィスに入ると、まず入り口の生け花の美しさに心が和みました。
「あっよく見るとカボチャが使われてる。そういえばハロウィンが近いんですよねー。」
細部にまで趣向を凝らす、おもてなしの心を感じて心が温かくなります。受付の方に会議室まで通されて、部屋で社長の登場を待っている間はメンバー全員で挙動不審になっておりましたが(笑)、インタビューにお答えいただいた池辺社長はとても気さくな方でした。私たちを気遣って、時折笑いを入れて下さったおかげで、終始リラックスしてインタビューに臨むことができました。
さて、本日訪問した株式会社アークパワーは本社を渋谷に置き、人材紹介・人材派遣・紹介予定派遣・採用支援のサービスを主軸に展開している企業です。
せっかくお会いすることができたので、私たちはまずは会社のことが知りたいと考え、こんな質問をしてみました。

>>ロゴがかわいらしいですよね。どんな意味があるのですか?
−アークパワーのロゴは、会社名の上部左右に青と赤の2色で羽が描かれた、かわいらしいロゴマークをしています。

「情熱7割 知性が3割」
 まず、人に携わる仕事をしているということを色で表現したいなと思ったんだ。それで人って何色だろうって考えてみると、人間の体には血が流れていて体の7割以上が水分でできているんだ。血は赤で水は青だよね。パッションとインテリジェンス。人間って言うのは、感情・情熱と理性・知性がバランスよく配分されていないとダメなんだよ。前向きな人間はいつでも「情熱7割、知性3割」。「知性を上回る情熱を持った人間」が前向きな人間なんだよね。ところで知性はどんどん膨らんでいくから、知性に負けない位の7割の情熱を保持していないと、考えるだけの人間になったり、動けなくなったり、頭でっかちになっちゃうんだよ。ガソリンって燃やすためにあるんだろ。だから前向きな人間は常に知性を上回る情熱を持ち続けないといけないんだよね。
 だからロゴマークの比率も情熱の赤が7割で、知性の青が3割で作ってあるんだ。でも、会社の中身はやっぱり100%情熱であって欲しいから、裏の文字は全て赤で書いてあるんだよ。決して「経営が真っ赤」ではありませんよ(笑)

>>それではArk Powerという社名にはどのような意味があるのでしょうか?
「知性と情熱の羽で羽ばたいて欲しい」
 Arkっていうのは目標達成のAchieve、それに近づくReach、そのための知性Knowledge、そしてPower、情熱と。来社してくれたお客様に知性と情熱の羽を携えて飛び立っていって欲しいという願いをこめて作っているんだよね。
 
−池辺社長は実はアークパワーの社長に就任する前に、2度ビジネスを起こしています。そんな池辺社長から当時のビジネスから得た教訓を伺いたく、こんな質問をしてみました。

>>バイク便で起業なさってから、アークパワーを起こすまでに大変多くのことを経験なさったことと思います。大きな学びがありましたら教えていただけませんか。
「失敗し続ける先には必ず成功がある」
 俺は自分の人生を振り返ったときにね、失敗をして失敗をして失敗したけど、じゃあその中で次どうやったら失敗しなくなるかを考え続けてきたね。これが正しいと思ってとにかく行動してきた。それは何でか?もし、成功して成功して成功し続けた先に、失敗が怖くなるんだとしたら、失敗して失敗して失敗し続けて、消去法で失敗しなくなる人生の方がいいと思わないかい。俺は後者になりたいね。

>>お仕事をする上で大切にしていることを教えてください。
「Good & New」
 まずは、7:3だよね。さっきも触れたとおり、情熱7割知性3割を大事にしているよ。それから、うちでは「Good & New」っていうのを大切にしているんだ。これはどういう意味かというと、いつも振り返るのはGoodとNewだけでいいと思うんだよ。なんでもいいんだ。会社に来て、挨拶と同じようにGoodとNewを交わしていけばいい。「こんなことが生まれたんだよ」「こんなニュースがあったらしいぜ」とかね。
GoodとGoodがぶつかると何になる?
−Goods
そう。商品が生まれる。
NewsとNewsがぶつかると何になる?
−News
そう。情報が生まれる。だからGoodとNewだけを振り返っていけばいい。それを作っていくこと、作れる環境が大事なんだ。自分の心の中でも振り返るのはGood&Newだけでいいんだよね。

>>Good & Newの文化で生まれた新しいビジネスがあれば教えていただけませんか?
「振り返るといつもが大発明」
 ビジネスには発展してないけれど、工夫がいっぱい生まれてるね。「ある日突然大きな発明は生まれない」んだよ。例えば「紙コップをもうちょっと安くできないかなー」ということからちょっとした革新が起きてとか。日々の中でのちょっとした工夫の積み重ねを一人一人が重ねていく。50人の会社だったら1日で50箇所の改善。10日で500箇所。100日で……。1年後にはイノベーションになっているんだよ。日々は大きな発明・革新はないけれども、振り返ると大発明が生まれている。そんなところかな。

−人生に対していくつもの素晴らしいこだわりを持つ池辺社長。そんな社長のビジネスにおいてのポリシーが気になりこんな質問をしてみました。これで、これからのアークパワーの未来が予測できるかも知れませんね(笑)

>>それでは新しいビジネスを実行する基準のようなものがあれば教えていただけますか?
「人に信じられるビジネス」
 俺は、「儲かるなら皆やらないといけないのか?」と考えてるんだよね。そもそも儲けとは何か?「信じられる者」。何に信じられるのかというと、企業で信条・信念をしっかり定めた後に、客の信用・信頼を勝ち取るのが仕事だ。それによって自分が信じられられるようになったら自信が沸いて儲けにつながるんだよね。信条・信念を持って信用・信頼にたどり着くことなんだよね。だから、儲けはしたいけど金儲けはしたくない。俺は「この世の中に生まれた役目・役割って何だろう?」ってずっと問いかけてるんだよね。世のため人のためになるなら大いに検討するよ。

−池辺社長はこのような名言を持っていらっしゃいます。
「チャンスは平等、気づくのは不平等」
とても核心に触れた言葉ですよね。少なくとも現代の日本に生きている限り、多くの方が同等のチャンスを手にしているのではないでしょうか。それでは、チャンスに気づくためのコツがあるのでしょうか。早速質問してみました。


>>私たち学生に、チャンスに気づくコツを教えていただけないでしょうか?
「棚からぼた餅」
 「タナボタを大事にする」。ボーっとしてたら棚の上からボタ餅が落ちてきたって話があるでしょ。あれは実は意味が違うんだよ。棚からぼた餅っていうのは何が何だかよく分からないけど、とにかくジタバタジタバタするんだよ。そうすることで床がドンドコドンドコ揺れて、その振動で壁もドンドコドンドコ揺れて、そうして知らないうちに餅が落ちてくる。ジタバタしろ!動きを止めるな!だからボーっとしてたら落ちてこないんだよ。だからジタバタする。何はなくとも。

>>人生哲学を教えてください。
「愛、感謝」
 愛、感謝と呼ばれることかな。この気持ちを持って物事に接しているか。何事も愛と感謝でいいんじゃないかと思ってる。15歳の時に病室で一日雲を眺めている時に閃いたんだよね。健康で生きてることが素晴らしいんだよね。「生きてる今日が素晴らしい」んだよね。
よく明日のことを考えて寝る人がいるんだけど、まずは「今日生きれたことがラッキー」だと俺は思うんだ。だって明日来るとは限らないでしょ。明日にビクビクするんじゃなくて、今日に感謝して「やった今日も起きれたぞ!」って言う人生でいいんじゃないかなーって思うんだよね。「次の日があるっていう人生は送りたくない」常に今日で終わると考えて生きていたらいいんじゃないのかな。もちろん現実論とは違うけど、気持ちとしてはそういう風に生きていきたいよね。今日を充実させないと。だって今日の連続した先に未来があるからね。今日のうちにできることを全部やって寝れたらいいなって考えてるよ。

−素晴らしい哲学ですね。ふと視線をやった先の壁掛けにこんな言葉があったので併せて質問してみました。
「終わりはいつも愛、感謝」


>>お部屋に「終わりはいつも愛、感謝」と飾ってあるのですが、こちらはなぜ「終わりは」の言葉がついているのですか?
 これはね、「ったくよー」「キツイな本当によー」っていう言葉にも、こういう風に思わせてくれることに愛と感謝だよねって、終わりをしめればぼやきも消えるでしょ。ポジティブトークにするために愛と感謝は必要ってことだよね。そういう意味合いで「終わりはいつも愛、感謝」なんだ。

>>それでは最後に大学生に向けてメッセージをお願いいたします。
「年老いた若者になるな」
 年老いた若者になるな。そんな4年間にするな。何も学ばない4年間になるなら高校出てすぐに世の中に出た方がいい。じゃあ学べばいいのかと言えばそうではないんだよね。「分かる」と「できるは違う」んだよ。区別して欲しい。
就活活動のノウハウ本をたくさん読んで分かったつもりになっても、実際にはできないこともあるんだから、ジタバタしてみよう。本はほどほどにね。本当に意味があるのかなーと思いながらも自分の足で行動してみよう。とにかくやることだね。だって就職活動にうまくなってもしょうがないよね。会社に入るのにうまい人より、入ってからうまく行動できる人の方がいいだろ。体を動かした成功体験を持とう。そうすれば次も体を動かして同じように成功体験を持つことができるよね。だからとにかく動いてみよう。汗を流すのをおっくうがらないように。

−卓越したアイデアがあり、それを常に実行してきた池辺社長の人生は、話を伺っている身としてとてもおもしろいものでした。また、「愛と感謝」を根本に据え、人生において何が大切かを追求なさっている社長のお話には深みがあり、聞いていて何度も「ははぁー。なるほど!」と唸ってしまいました。池辺社長!!本日は質問に対し、一つ一つ丁寧にお答えくださり本当にありがとうございました!!




記事執筆:須藤貴裕
インタビュー:須藤・河口・紀伊国
インタビュー日:2006年10月26日

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